シミュレーションでみる遺産分割方法のメリット・デメリット
相続は人間関係を変えてしまうことがあります。
うちは大した財産なんてないし相続税もかからないから、と多くの人たちは思っていますが、額の大きさや税金が発生するかどうかは関係ありません。
わずかな預金だけであっても、相続人が2名以上いるならばそれを分けなければなりません。単純に均等に分ければいいと多くの人は思います、当事者になるまでは。
実際には、今回亡くなった方から生前に受けていた恩恵や現在の相続人の財政状況などにより、多くの場合多少なりとも揉めます。
本格的に当人同士では話がつかず、かつ、そこそこの遺産がある場合は弁護士に間に入ってもらうこともあるでしょう。でも、そこまではいかない程度の揉め方のまま私たち税理士に相談がある場合があります。
そのような際に、なるべく多くの可能性が提示できるように買ってみました。
相続が発生し遺産を分割する際に大切なのは、税負担が少なくなることではなく、関係者全員が納得して気持ちよくその後を過ごせることだと思っています。