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今年度、記帳指導担当します

 青色申告を促進し、正確な申告ができるように税務署が個人事業者を対象とした『記帳指導』を行っています。

 とはいえ、税務署の職員が指導をするのではなく外注として発注し、税理士会が毎年受注するということになっています。そして、税理士の中で担当者として立候補した人が7月から申告するまで4回の面談で、納税者が自分で記帳と申告ができるようにサポートします。

 税理士登録した年は社会貢献として立候補してやりましたが、今年はちょっと疲れて手を挙げていませんでした。しかし、引き受ける税理士が足りなかったようで、担当部長から声がかかったので今年、3名の方の記帳指導の担当となりました。

 この記帳指導、従来は開業後間もない方が受講対象だったはずですが、今年はインボイス制度が始まることでこれまで消費税の申告が不要だった方もはじめて課税事業者となって消費税の申告が必要になることがあるため、これまで所得税の申告をご自分でされていたけれども消費税の申告はしたことがないという方も受講対象となっているようです。

 開業届を出したけれども記帳の仕方が分からない、けれども税理士に依頼するほどの利益はまだ見込めない、という方は利用してみてはいかがでしょうか。税理士というのがどういう人たちでどういうことをしてくれるのかというお試しにもなります。

 担当する税理士にとっても、自分のお客さんではなく、営業先でもない、一般の納税者の方と接することは貴重な経験ですので、多くの方に担当者として積極的に応募していただきたいです。